ツボのお話。～ツボ押しのやり方、ツボの探し方①～ | 鍼灸院を新宿で経営するプロの鍼灸師が気軽なセルフケア法等について執筆

こんにちは！

浩気鍼灸治療院（こうきしんきゅうちりょういん）の溝口です

浩気鍼灸治療院では、鍼灸の治療の効果を持続するためにも、お家で出来るセルフケアをお伝えしています

お灸やセルフマッサージのお話をするとき、「ツボ」に興味を持たれる方が多いようです

なので、今日は簡単にできるツボ押しのお話を。

ちょっと長くなりますが悪しからず

東洋医学では、私たちが生きていくのに必要な「気」「血」というエネルギーが「経絡」という通り道を通って全身に巡っていると考えられています。

「経絡」は全身に張り巡らされていて、身体の深部では臓腑とつながり、所々で体表近くに現れます。

この、体表近くに現れたポイントが「ツボ」です。

「経絡」の中を「気」「血」が円滑に流れていれば健康な状態ですが、何かの不都合で経絡の流れが滞ってくると不調を感じます。

その時に、その流れの滞ったあたりに苦痛が生じてくる事が多いので、その付近やそこを通過する経絡上の「ツボ」を刺激することで、流れの改善を計ってあげる。

その簡単な方法がツボ押しです。

私たち東洋医学的なアプローチをする鍼灸師も（大きく括ると）この考え方とツボを使って治療をしています。

なので、ちょっと難しく感じるかもしれませんが、、、

極端なことを言えば経絡は全身くまなく張り巡らされていて、一筆書きのように繋がっていますので、多少ツボがずれていてもそれなりに効きます！

ご自分の感覚を信じて試してみてください。  

～ツボ押しの３箇条～

一、押して気持ちが良い事 強すぎても弱すぎてもダメ。

ちょうどいい感じ、気持ちがいい塩梅に押しましょう

二、気長にやってみる

1回で治そうとせずに、初日は控えめに物足りないぐらいでやめましょう

翌日になって問題がなければ、少しずつ多めに、少しずつ強めに調節していきます

欲張らずに、少しずつです。揉み返しやアザができてしまっては逆効果です！

三、自分の感覚を信じて、リズミカルに

押すのはご自分の指がいいと思います。押す側と押される側の感覚を研ぎ澄まして！

基本的にはゆっくり2～3秒かけてじわじわじわ～っ徐々に強さを増して押し込んで、少し留めたら、今度は2～3秒かけてスーッと力を抜きます。

それを同じツボに4～5回くり返しましょう。

※自分でしばらくツボ押ししても、症状が軽くならなかったり、悪化したら、何か別の病気が潜んでいる可能性もありますので、その場合は専門家に相談しましょう。