顎が開かない・痛い「顎関節症」におすすめの顔周りのツボと鍼灸

query_builder 2026/10/19
痛み


「口を開けようとすると顎が痛い」

「食事中に顎がカクカク鳴る」

「朝起きると顎が疲れていて、口を大きく開けられない」

このようなお悩みはありませんか?

 

顎の痛みは、食事や会話といった毎日の何気ない動作に影響するため、想像以上につらいものです。人前で話すことや、楽しく食事をすることさえ億劫になってしまう方もいらっしゃいます。

 

また、歯科医院でマウスピースを作ったものの、顎周りのこわばりや痛みが気になり、「ほかにできることはないだろうか」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

こんにちは。新宿・四谷三丁目で浩気鍼灸治療院を営む、鍼灸師です。

 

顎の痛みや口の開けづらさがあるとき、知っておいていただきたいのは、顎関節症は嚙み合わせや顎だけに注目すればよいとは限らず、顎を動かす筋肉や、日常の食いしばり、ストレスなども関係しているということです。

 

鍼灸では、顎周りの筋肉の緊張や首・肩の状態などを確認し、症状に応じて身体への負担に配慮した施術を行います。歯科・口腔外科での診断や治療を大切にしながら、補完的なケアとして鍼灸を検討することもできます。

 

この記事では、顎関節症と鍼灸の関係、おすすめの顔周りのツボ、そして歯科治療と併用する際の注意点について、わかりやすくお伝えします。

 

顎の痛みを我慢し続ける前に、ぜひ参考になさってください。

 


顎が開かない・痛い「顎関節症」の原因とは?

顎関節症は、噛み合わせの悪さだけが原因とは限りません


顎関節症とは、口を開け閉めするときの痛み、顎を動かす際の音、口の開けづらさなどが起こる状態の総称です。

顎の関節は、耳の少し前にあります。口を開けるときには、この関節だけでなく、頬やこめかみなどにある筋肉も協調して働いています。

そのため、顎の不調には、次のような要因が関係している場合があります。

    • 食いしばり・歯ぎしり: 無意識のうちに顎の筋肉へ負担がかかります。
    • 筋肉の緊張: 咬筋(こうきん)や側頭筋(そくとうきん)など、噛むための筋肉がこわばることがあります。
    • ストレスや睡眠不足: 食いしばりや睡眠中の歯ぎしりなどに影響することがあります。
    • 姿勢や生活習慣: 長時間のデスクワークなどで首や肩が緊張し、顎周りの不快感にも影響する場合があります。
    • 顎関節や関節円板の問題: 関節の内部にある組織の動きなどが、口の開けづらさに関係することもあります。

 

もちろん、これらの要因がすべての方に当てはまるわけではありません。顎関節症は複数の要因が関係して起こることがあり、原因や状態によって適切な対応も異なります。

特に、口が急に開かなくなった場合や、痛みが強い場合には、単なる筋肉のこりと自己判断せず、歯科・口腔外科で状態を確認してもらうことが大切です。

 



歯科・口腔外科では、顎の関節や筋肉、歯ぎしり・食いしばりなどの状態を評価し、症状に応じて治療方針を検討します。

代表的な対応には、生活習慣の見直し、顎への負担を減らす指導、運動療法、マウスピース(スプリント)による治療などがあります。必要に応じて、薬物療法などが検討されることもあります。

 

鍼灸では、顎周りの筋肉の緊張だけでなく、首や肩の状態、身体の使い方、睡眠やストレスなども含めて確認します。

また、東洋医学的に、身体全体のバランスを捉えながら、症状に関係する部位へ働きかける考え方もあります。

ただし、関節に変形がある場合などは鍼灸によって顎関節の構造的な問題の解消は難しく、痛みや自覚症状などの改善を目標とすることになります。


大切なのは、どちらが優れているかという事ではなく、それぞれの役割を理解することです。


歯科・口腔外科で顎の状態を確認しながら、筋肉の緊張や身体全体の状態に対するケアとして鍼灸を検討する。このような考え方が、無理のない選択につながるのではないでしょうか。





顎関節症におすすめの顔周りのツボ3選

「自分でも何かできることはないだろうか」とお考えの方に向けて、顔周りにある代表的なツボをご紹介します。

ツボへの刺激は、顎周りの緊張を和らげるためのセルフケアとして取り入れられることがあります。ただし、ツボを押すだけで顎関節症が治るわけではありません。痛みがあるときは、強く押したり、無理に口を開けたりしないでください。

 

1. 頬車(きょうしゃ)

場所: 下顎の角付近にある、噛むと盛り上がる筋肉の周辺

頬車は、顎を動かす咬筋の近くにあるツボです。食いしばりなどで頬の筋肉が張っているときに、セルフケアの対象として知られています。

刺激の方法: 歯を軽く噛み合わせ、筋肉が盛り上がる位置を確認したら、歯を離して力を抜きます。指の腹をそっと当て、円を描くように動かします。痛みのない範囲で軽く触れる程度にとどめましょう。


2. 太陽(たいよう)

場所: こめかみ付近、目尻と眉尻の外側にあるくぼみの周辺

太陽は、こめかみ付近にあるツボです。この周辺には、噛む動作に関係する側頭筋があります。歯を食いしばる習慣がある方は、この筋肉が緊張していることがあります。

刺激の方法: ホットタオルで軽く温めましょう。火傷やのぼせには十分注意してください。


3. 下関(げかん)

場所: 頬骨の下縁付近で、耳の前方にある部分

下関は、顎関節や咀嚼筋に近い場所にあるツボです。口の開閉に関係する部位のため、顎周りの状態を確認する際に用いられることがあります。

刺激の方法: 強く押し込まず、指の腹をそっと当てる程度にしましょう。耳の前方に痛みや腫れがある場合、口が開きにくい場合は、無理に刺激せず医療機関に相談してください。

 

なお、ツボの位置には個人差があり、上記は目安です。顔周りは血管や神経などが集まる場所でもあります。強い刺激や、器具を使った自己流の鍼は避けてください。

 

 



浩気鍼灸治療院での独自のアプローチ


顎だけでなく、首・肩・身体全体の状態を確認します

私が顎の不調についてご相談を受けたときに大切にしたいのは、痛みのある場所だけで判断しないことです。

例えば、頬の筋肉が張っている方でも、その背景には日中の食いしばり、仕事中の緊張、睡眠中の歯ぎしりなど、さまざまな要因が関係している可能性があります。

もちろん、すべての顎関節症が筋肉の緊張によって起こるわけではありません。関節そのものに問題がある場合には、その状態を踏まえた対応が必要です。

浩気鍼灸治療院では、顎の痛みや開けづらさについてお話を伺い、必要に応じて歯科・口腔外科での診断や治療状況を確認しながら、施術の適否を判断することを大切にしています。

具体的には、次のような視点から身体の状態を確認します。

    • 顎周りの筋肉の状態: 頬やこめかみなど、噛む動作に関係する筋肉に緊張や圧痛がないかを確認します。
    • 首や肩の状態: 首や肩のこわばり、日常の姿勢など、顎以外の部位の状態も確認します。
    • 生活習慣: 食いしばりを自覚しているか、デスクワークが長時間に及ぶか、睡眠が十分に取れているかなどを伺います。
    • 症状の経過: いつから痛むのか、どの動作で痛むのか、口が開きにくくなった時期や変化などを確認します。

これらを踏まえ、鍼灸が適していると考えられる場合に、身体への負担に配慮した施術を検討します。


当院が大切にする、状態に合わせた鍼灸施術

鍼灸というと、「顔にたくさん鍼を刺すのではないか」「痛みが強いところに直接刺激するのではないか」と心配される方もいらっしゃると思います。

しかし、施術は刺激を強くすればよいというものではありません。

顎周りの筋肉の状態や痛みの程度を確認しながら、必要に応じて顔周りや首・肩などの関連する部位を施術対象として検討します。顔周りは繊細な部位であるため、解剖学的な知識に基づき、安全性に十分配慮することが重要です。

また、鍼灸を受けるだけでなく、日常生活で顎にかかる負担を減らすための工夫も大切です。

例えば、次のようなことを意識していただく場合があります。

    • 硬いものや噛み応えの強いものを、痛みがある間は無理に食べない。
    • 食事は必要に応じて食べやすい大きさにし、顎への負担を減らす。
    • 日中、上下の歯を強く接触させ続けていないか意識する。
    • 長時間の作業中は休憩を取り、首や肩の緊張にも気を配る。

顎の状態に応じて、こうした生活習慣の見直しと専門的な治療を組み合わせることが大切です。痛みが強いときや口が開かないときには、自己流のストレッチや顎の運動を無理に行わないでください。

 

 


顎の痛みを抱えている方へ

顎の不調は、周囲からはわかりにくいものです。しかし、食事や会話のたびに痛みがあると、日々の暮らしの中で大きな負担になります。

「このくらいなら我慢できる」と考えず、まずは原因や状態を確認することから始めてみてください。ご自身の症状に合ったケアを見つけることが、安心して日常生活を送るための第一歩になります。

 

 

顎の痛みを我慢せず、ご自身の身体と向き合ってみませんか?

顎が痛い、口が開かない、食事のたびに違和感がある。

こうした症状は、毎日の生活に少しずつ影響を与えます。仕事や家事を頑張るあまり、ご自身の不調を後回しにしてしまう方もいらっしゃることでしょう。

けれども、痛みを我慢し続ける必要はありません。

今回お伝えした内容を、ぜひ振り返ってみてください。

    • 顎関節症は、顎の関節だけでなく、噛む筋肉や生活習慣など複数の要因が関係することがあります。
    • 頬車・太陽・下関などのツボは、顔周りのセルフケアの参考になりますが、強く押さず、痛みがあるときは無理をしないことが大切です。
    • 鍼灸は、顎周りの筋肉の緊張などに対する補完的なケアとして検討できますが、効果には個人差があります。
    • 歯科・口腔外科での診断や治療で、マウスピースなどを使用している場合は、担当の歯科医師と相談しながら併用を検討しましょう。

特に、急に口が開かなくなった、強い痛みがある、顎が外れたように戻らない、腫れや発熱があるといった場合は、セルフケアや鍼灸よりも、速やかな医療機関での評価を優先してください。

 

新宿・四谷三丁目で顎のお悩みを抱えている方へ

浩気鍼灸治療院では、顎だけに目を向けるのではなく、お一人おひとりのお悩みや身体の状態を丁寧に伺い、鍼灸が適しているかを含めて考えることを大切にしています。

「歯科で治療を受けているけれど、顎周りの緊張も気になる」 「食いしばりや首・肩のこわばりが気になっている」 「鍼灸でどのようなケアができるのか知りたい」

そのようなお悩みがありましたら、一人で抱え込まず、まずは一度ご相談ください。

無理に施術を進めるのではなく、必要に応じて歯科・口腔外科での診察を優先していただきながら、皆様にとって適切なケアを一緒に考えていきたいと思っています。

毎日を頑張っているご自身の身体を、どうか大切になさってください。

[※ご予約・お問い合わせ]


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浩気鍼灸治療院

住所:東京都新宿区舟町1-7 うめのビル5階

電話番号:070-2677-4145

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